Low-Eはガラスの表面に特殊な金属皮膜をコーティングしたガラスであり、主に熱線(太陽光線のなかの熱くなる赤外線成分)などを透過させず反射する性質があるので、主に夏場の熱線カットによる遮熱性を高める為に使用されます。
●Low-E(ロー・イー)とは?
Low Emissivity(ロー・エミシビティー)の略で、『低放射』という意味です。
●Low-E 複層ガラスとは?
特殊金属膜をコーティングした低放射(Low-E)ガラスを使った複層ガラスを、
Low-E複層ガラスと呼んでいます。
●Low-E 金属膜には、何が使われているの?
低放射性能を発揮する金属(旭硝子では『銀』を使用しています)と、
それを保護する酸化金属を重ねた多層膜になっています。
熱の移動は、<放射><対流><伝導>の3つの形態で起こります。
複層ガラス内でも、これらの3形態が複合して起こっているのですが、
Low-E 金属膜は、このうちの<放射>による伝熱を少なくする性質を持っています。
※<放射>の分かりやすい例は、暖房器具に手をかざすと暖かく感じられる状態です。
これは『放射伝熱』と言って、目に見えない熱線の放射が手に伝わってきているものです。