この運動の目標に達成する住まいについて、いくつかの住宅モデルを設定しながら考えています。
すでに複数の家庭のエネルギー消費量や電力消費量のデータを見ていますが、やはり住宅性能の影響は大きく、住宅供給者の役割の大きさを感じます。
いくつかの住宅モデルを想定したエネルギー消費量や電力消費量の検討
以下に、今回検討したいくつかの住宅モデルにおけるエネルギー消費量や電力消費量について少し詳しく述べます。なお、この試算については先に述べたように「住宅事業建築主の判断基準算定用プログラム」及び「自立循環型住宅への設計ガイドライン」を複合して使用しています。本来この2つの試算方法は独立していて、複合して使用することに若干の問題があるかもしれません。今回の試算方法について詳しくは『省エネ・エコ住宅設計
究極マニュアル(編著:野池政宏、発行:エクスナレッジ)』をご覧ください。
まずは住宅モデルの基本的な内容を挙げます。
【基本内容】
・使用した住宅モデル⇒自立循環型住宅Ⅳ地域一般モデル(『自立循環型住宅への設計ガイドライン<温暖地版>(発行:財団法人建築環境・省エネルギー機構)』P234,235 参照)
※このモデルは「住宅事業建築主の判断基準算定用プログラム」で使用されているモデルと同じです
・建設地域⇒Ⅳb
※およそ茨城以西熊本県以東の太平洋岸の低高度地域だと考えてください
※Ⅳb地域以外については、これを参考に自分で計算してみてください
・家族人数⇒4人
次に、検討した住宅モデルの仕様とエネルギー消費量、電力消費量を挙げていきます(単位は「GJ/年」)。
→ 目標に達成に向かう住まい (引用サイト)