風をうまく利用することは、エアコンや除湿機に頼らずに快適に暮らせる期間が長くなり、風通しの良いことはとても重要にです。
また、何より換気の基本になるのが窓を開けての換気であり、そのためにも風が通る設計にしておくことが大切です。
目的: 夏期夜間や中間期に外気を取り入れ、室内を涼しく保ちます。
効果: 冷房エネルギーを10~30%削減できます。
1 直接的な自然風取り込み手法
卓越風を直接取り込める開口部を設置する
2 間接的な自然風取り込み手法
風を呼び込める袖窓や出窓等(ウィンドキャッチャー)を設置する
3 屋根面を利用した自然風取り込み手法
屋根面の風圧係数が負になる部分に天窓や頂側窓等を設けて通風を確保する
4 温度差換気の利用手法
室内と屋外の温度差を用いた換気を行うために、高所に排気用窓等を設置する
5 室内通風性能向上手法
引戸や欄間等を採用することにより、住宅内の通風経路を確保する