南の窓が大きく設けられた陽当たりのよい家は誰もが望むものです。
ここでの「昼光利用」というのは、只それだけではなく、日照によって南側の部屋を明るくすることは勿論、北側の部屋にも光を届け、家全体に太陽の光が溢れるようにする設計技術のことです。
目的: 昼間の明るさを住宅室内に取り入れ、人工照明の利用を減らします。
効果: 照明エネルギーを 2~10% 程度削減できます。
1 直接的な昼光利用手法(採光手法)
開口部から昼光を直接取り入れ、室内の明るさを確保する
2 間接的な昼光利用手法(導光手法)
室内の奥に光を導く吹抜け、欄間、反射可能な軒裏などを設置する
3 開口からの昼光の調整(日照調整)
日照調整装置は、カーテンやブラインドなどの直射日光をうまく取り入れてまぶしい所
だけ遮蔽する装置で、屋外に設置するタイプと屋内に設置するタイプがあります。
方位や目的に適した装置を選択することが大切です。